上田商店クリーニング Q&A
皆様からメーカーさんへお問い合わせがあった内容を掲載しています。ぜひ、ご参考にしてください。
クリーニングQ&A
ポリエステル素材の色落ち対策は?
ポリエステル35%アクリル65%をドライクリーニングしたのですが、
かなり色が出ました。
表示は石油系だったんですがこんなことは、初めてです。
ポリウレタンなどが少しでも入っていると、たまにこんな事があるのですが・・・
こういうとき、どう処理をしたらよいのでしょうか?
これからは、どう判断したらよいのでしょうか?
最近ポリエステルから色がでるケースは多いです。
ポリエステルは分散染料、アクリルは塩基性染料で大体染めています。
最近ポリエステルから色がでるケースは多いです。
ポリエステルの場合、染料がポリエステルの中に入っているので
ハイドロでも色は飛びません。
(参考:温度50~60℃ 10?に対して小さじ1杯程度)
アクリルから色が出ることはあまり考えられませんがその辺りは不明です。
ハイドロで処理する方法しかないと思います。
初めは温度30℃程度 小さじ半分程度から試すのが良いと思います。
尚、同じような種類の服が出てきた場合、油性の前処理剤をガンで
打ってみて下さい。その時点で色が出なければ大丈夫です。
(情報提供 松井化学)
ノニールフェノールって何?
最近「ノニールフェノール」と言う言葉を良く耳にします。
環境破壊に関係する物質だそうですが、どんな影響があるのですか?
又、それが配合されているのといないのとでは洗浄力に影響するんでしょうか?
教えて下さい。
最近、環境ホルモンで話題になっておりますノニルフエノールの影響及び
洗浄力に関してお答えいたします。
ノニルフエノールは、洗剤、殺菌剤等の原料として使用されている化学物質です。
洗剤には、ノニルフエノールにエチレンオキサイドを反応した界面活性剤(ポリ オキシエチレンノニルフエニルエーテルが洗浄成分として配合されているものもあります。
ノニルフエノールそのものは、洗剤に含まれておりませんが、河川や湖沼に流出した洗濯排水が微生物により分解する過程で一時的にノニルフエノールが生成されます。
このノニルフエノールは、環境中で魚類に対してホルモン作用(内分泌かく乱)を示し、
オス(雄)のメス(雌)化やメスのオス化を起こす物質として疑われていました。
昨年の環境省によるメダカ評価でオスのメス化が確認され、
ノニルフエノールは 魚類に対して影響あることが判明しました。
工業用、業務用の洗剤原料もノニルフエノールから高級アルコール系へと
置換されつつあります。
又、洗浄力に対する影響ですが高級アルコール系の界面活性剤を使用した洗剤でも
最近では性能的に殆ど変わりません。
着物のシミについて
1日経ってもシミが取れません。
きものに付いたちょっとした食べ物のシミを取ろうとして、
水を含ませたコットンでふいて、乾くのを待とうと思い、放置しておいたのですが、
1日経っても水の丸いシミが取れません。
まだ乾いていないだけ?と思い、一応ドライヤーで乾かしたのですが、取れません。
どうしたら良いのでしょうか?
(ちなみに、コットンに含ませた水は、(勿論綺麗なままですが、アロマテラピー用にと、)
数ヶ月くらい放置した水だったのですが、それは関係ないのでしょうか・・・。
水ではなくベンジンかシンナーを柔らかな布に含ませて、
優しく叩く程度にしてください。
きものに付いたシミや汚れを取る場合、水を使うと必ず輪じみができてしまいます。
これはきものの染料や、張りを持たせるために使われている糊が水分に弱いからです。
もしご自分で手当てをするのでしたら、水ではなくベンジンかシンナーを
柔らかな布に含ませて、優しく叩く程度にしてください。
ご質問の方の場合「コットンでふいて・・」とありますが、
水でふくあるいは擦るというのが一番良くない方法です。
正絹のきものは染色がデリケートなので、水でふいたりするとその部分が脱色したり、
スレ(白っぽくなる)を起こしたりします。
そうなると専門の業者に修正を依頼しないと直りません。
輪じみだけであれば、きものを扱っているクリーニング業者に出せば
うまく処理してもらえると思います。
ドライクリーニング溶剤でボカシながらスチームを軽くあてれば簡単に処理できます。
以上ご参考まで
<回答者>
不入流堺 高祖嘉之
kouso@irazuryu.com
irazuryu@yahoo.co.jp
チラシとDMについて
定期的にチラシを配布していますが、なかなかヒットしません。
何かお客さんを引き付ける秘訣みたいなものがあれば教えてください。
それとDMの効果はどんなもんですか?合わせてお願いします。
ちらしの内容を工夫することが大切です。
定期的にちらしをまかれていることは素晴らしいと思います。
しかし、毎回同じ内容のちらしですとお客様も飽きてしまいますので、
ちらしの内容を工夫することが大切です。
●ちらし全体:お店の大義名分(創業祭・感謝祭など)や季節に合わせた提案(汗取りクリーニング、撥水加工など)を全面的に打ち出します
●商品:目玉商品、定番商品、おすすめ商品などを具体的に盛り込みます
●その他:お店のこだわりや自慢の加工技術、スタッフの紹介なども親近感がでてきます。
また、ちらし期間中に来られなかったお客様に対してもクーポン券を用意するなど、期間後にも来店していただけるようにしてはどうでしょうか
●DM:コストはかかりますが既存のお客様へのPRという点では効果的であると思います。しかし、従来通りの誰にでも同じDMを送るのではなく、「あなたのために~、あなただけに~」といった内容を入れるとさらに良いのではないでしょうか。
DMのほかにEメールという方法もあります。よりローコストによりパーソナルタッチな
提案するためにも一度検討されてはいかがでしょうか。