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過去に開催されたセミナー
2010.02.18 「レッツリフォーム」講習会レポート
2010年2月18日(木)大阪府教育会館(タカツガーデン)にて
第二回目の高柳先生による“新リフォーム”講習会が
開催されました。
まず冒頭、なぜ今リフォームなのかについての
話がありました。
衣類が断然安くなった為、洗いだけではお客様に興味を
持ってもらえない。
トータルケアする為に補修は必要不可欠な項目であるとおっしゃいます。
家電が壊れたら電気屋に持って行くが、衣類が壊れても服屋さんでは修理してくれない今、
クリーニングに求められているのは、そもそもの顕在需要から潜在需要の掘り起こしである。
消耗品はいつまでも年代を問わずあるのに、メニュー化されていないため折角の需要を
取り逃しているのはもったいない。
技術があれば自信を持ってお客様にお勧めできるはずである。
またメニューを取り入れる事で、漠然と検品をするのではなく、衣類を大切に扱う
「宝探し」検品をする意識が生まれる。
お客様の立場になれば、洋服を大切に扱ってくれる・親切感を持たれる・低料金で補修して
くれる等のプラスイメージに結びつき今後のリピートにも繋がりやすいとおっしゃいます。
(1)キズ、穴、ホツレ
1時間で1万円以上の収益が見込める。検品の重要性がまさに宝の山を生む。
(2)ファスナー修理
以外と簡単な作業で直せるものが多いのに高いお金を出して取替えたり捨ててしまう人が多い。
(3)寸法直し
某大手業者が本格的にメニュー化したが価格が高いので出す側に抵抗がある。
また今回の講習会では、実際に大阪市内で“新リフォーム”をされているクリーニング店さまの話を聞く事ができました。
もともと寸法直し(外注)しかしていなかったが
3年くらい前から高柳先生の事を知り、DVDを購入して
“新リフォーム”を始めました。検品をしっかり見る事が
できるようになり今まで見落としていた箇所が
良くわかるようになりました。
1年ほどして今まで来てくれなかったお客様が足を運んでくれるようになり、リフォームを通じてクリーニングの需要が増える結果になりました。
ところが、その当時他の仕事も両立していたため忙しさにかまけて一旦リフォームを止めた
時期もあったのですが、多くのお客様から再開してほしいとの声が継続してあり、使命感を
痛切に感じて再開されました。
リフォームを始めた当時と比べると断然衣服の値段も下がっているにもかかわらず、量や売上は伸び続けているとの事。ご本人もビックリされておられます。
感想として…私自身、現代は「着捨て」の時代とばかり
思っていましたが、実際にリフォームをメニュー化して
運営されておられる方の話をお聞きするにつけ、
現実に安価なカジュアル衣料でさえも補修をしてでも
着たい方が以外に多いのには驚きました。
高柳先生の講義を聞くたびに思うのは、我々の最大の敵である「家庭洗濯」から衣類を取り戻す手段として、このリフォーム事業は大いに効果を発揮する存在であると言う事です。意外なところに大きな商売に繋がるネタがあると思いますよ。
なお講習会の詳しい内容をまとめたDVDを販売しております。
是非一度ご覧になって下さい。
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